タンゴ界伝説の大物ゲスト~逆輸入アルバム「フェステハンド」

2017年9月~10月にタンゴの本場ブエノスアイレスで収録されたタンゴバンド作品です。

※この記事は2019年7月24日に更新されました。

作品の概要

現在、アルゼンチン:ブエノスアイレスで演奏活動をしている芸術工房Pinocoaの立ち上げメンバーでもある大長志野が現地のアーティストと制作したタンゴバンドアルバムです。

アルバム制作には作編曲なども合わせて、数年にわたって入念に準備され、最終的に計3日間のスケジュールで収録されました。

これまでピアニストとしてはもちろん編曲者としても活動していた大長志野ですが、今回彼女の初となるオリジナルタンゴ作品(6曲目「湿気のミロンガ」)が聴けるのも魅力の一つとなっています。

アルバムの中での有名曲、少しディープな曲なども、すべて大長が手作業でアレンジしていきました。

さて、最大の目玉となるのは、ボーナストラックに収められている、このアルバムのタイトルにもなっている「フェステハンド」

フェステハンドとは、スペイン語から直訳すると、「祝う・祝っている」という単語になります。

ラテン系の文化では、「festejando」と聞くと、ワイワイ賑やかに祝うことを想像しますが、今回は、静かな心からの祝いを、これからの道への祝杯として、このジャケットを採用しました。

撮影:こうたろう


Bariio Shino (メンバーリスト)

さて、アルバムタイトルの上に書かれているBarrio Shinoの文字ですが、これは大長が率いるブエノスアイレスで活動するバンド名です。

バリオとは、街・地区などのエリアを意味。
※バリオについての詳細はPinocoa監修のアルゼンチンサイトへ

一つのbarrioのような、人々が集う場所でありたい、という思いと、ブエノスアイレスの人たちは、それぞれに自分の思いの詰まった「バリオ」がある。

そんな思いからBarrio Shinoと名付けました。

さて、ここでBarrio Shinoのミュージシャンたちをご紹介したいと思います。

Luis Alberto Simó (ルイス・アルベルト・シーモ)- Violín

Patricio Cotella(パトリシオ・コテラ) – Contrabajo

Bruno Ludueña(ブルーノ・ルドゥエニャ) – Bandoneón

大長志野

タンゴ界の巨匠~超大物ゲストとは?!

今回、大長志野のためにと、タンゴ界の巨匠・Roberto Alvarez(ロベルト・アルバレス)がゲスト参加してくださいました。

ロベルト・アルバレスといえば、今現在も現役で活躍し、タンゴ界では知らぬ人はいないほどの超人気バンド「コロール・タンゴ」の創設者であり、バンドリーダーでもあります。

長年オスバルド・プグリエーセ楽団で第一バンドネオンを務めていた経験から、プグリエーセ派タンゴを継承するもっとも代表的な楽団とも言われています。

タンゴの歴史は西洋音楽に比べてまだ浅く、ブエノスアイレスの偉人たちが試行錯誤しながら創り上げてきた文化であり、芸術であり、音楽です。

オスバルド・プグリエーセといえば、まさにその歴史を初期から創り上げてきた人物の一人であり、そのバンドで第一バンドネオンの席を長らく務めてきたロベルト・アルバレスはまさに歴史の生き証人ともいえるでしょう。

さらに注目なのが、ゲスト参加してくださったボーナストラック「Festejando」オスバルド・プグリエーセ楽団でもレパートリーとなっており、ロベルト・アルバレスも第一バンドネオンで何度も演奏したことがあるということ。

オスバルド・プグリエーセ楽団から、コロール・タンゴ楽団を経て、タンゴの文化・叡智がバリオ・シノ楽団に託されていきます。

そんな歴史の生き証人がゲスト参加してくれたことは、Pinocoa一同、そして何より大長が一番喜んだことでしょう。

ボーナストラックの「Festejando」のみ、ロベルト・アルバレスの指導により、コロール・タンゴと同じ収録方法をさせていただきました。

こちらは元祖オスバルド・プグリエーセ楽団:フェステハンド↓↓↓若き日のロベルト・アルバレスが第一バンドネオンで演奏しています↓↓↓

 バリオシノにゲスト参加した巨匠:ロベルト・アルバレスはどのようなフェステハンドを披露してくれるのでしょうか!?


逆輸入アルバム~Pinocoaの想い。

今回、そんな大物ゲストを迎えてアルバム制作をし、南米アルゼンチンで販売許可を取得し、芸術工房Pinocoaで輸入アルバムとして取り扱いを開始しました。

現在はディスクの取り扱いはブエノスアイレスのみとなっておりますが、日本からはダウンロードサイトより、ダウンロードして楽しんでいただくことができます。

タンゴの歴史を創り、激動の時代を駆け抜けてきた巨匠がゲストに入ってくれたこと、そしてその叡智を日本に輸入し、アルゼンチンタンゴをご紹介することができるということ。

芸術を取り扱うPinocoaとして本質的な伝統文化、伝統音楽をお届けできることは至上の喜びです。


Pinocoaへ2200円を支援し、アルバムを受け取る

皆様のご支援により次回作品を制作することができます。

ご支援ありがとうございます。