国天然記念物 久井の岩海

先日の記事に少し登場しましたが、広島県三原市にある国天然記念物「久井の岩海」の様子をご紹介したいと思います。


どんなところ?!

久井の岩海は様々な形をした大きな岩が連なって、その下に川が流れています。

実はこの川、未だかつて誰もみたことがない神秘の川。

ロマンが広がります。

そして、普通の川との違いは、やはり川の音はとても小さく、そして、岩の下の空洞で響いているのです。

通常では聴くことができない低音の川の音や、天然のリバーブがかかった音、不思議な水の音がそこには存在していました。


写真家の村上氏と一緒に録音に行きました。

録音機材はタスカムのDR60MK2にベリンガーのC-2指向性マイクと、WM-61A無指向性マイクのセット。

これでダメならNeumann184と他の無指向性で試そうと思っていました。

しかし見事にWM-61Aがいい仕事をしてくれました。

C-2はやはり繊細な音の録音になると、弱点がよく目立ちます。

指向性マイクで岩下を狙い、WMと合わせようと思っていましたが、WM一本の音だけで充分でした。

やはりWM-61Aは相当良いマイクロフォンです。


さて、どんな音でしょうか!?

全体の森の音はそのままに、川の音は内部を流れる風の音なども入っているので、風切りを編集で低域を削っていき軽減させ、風音のトラックと、水だけのトラックと森全体の音を合わせています。

そこに以前金田式DC録音で五島昭彦氏が録音し制作、SO BE ITの収録の際、僕が試し撮りしたキングクリムゾンのポセイドンの目覚めピアノソロバージョンのカバーを重ねてみました。

※So Be It はこちら(So Be Itには当カバー音源は入っていません)

↓↓↓


So Be It の確認

いかがでしょうか?

小鳥たちの声はもちろん、川の流れる音は実際の現場で聴くよりも繊細に、内部構造をイメージできるほど詳細に聴こえます。

この岩海の下には一体どんな世界が広がっているのでしょうか、夢とロマンは膨らむばかりです。