NUEMANN KM184 ~ PianoでのTest

堀 裕貴の2017年最新作「ブラームス没後120周年記念アルバム」の収録のあとに、NUEMANN KM184のマイクテストを行いました。

様々な角度から、多少無理があるであろうマイク位置からもテストしてみました。

まずは2017年最新作「ブラームス没後120周年記念アルバム」の収録に採用したEARTHWORKS QTC30のテスト音源から。

順番に行きましょう!!

まずは、EARTHWORKS QTC30と全く同じ位置から収録したNUEMANN KM184

いかがでしょうか?無指向性と指向性の特徴の違いももちろんですが、音の密度や空間や環境を捉える能力の違いもはっきり分かります。

さて、続いてはよくあるマイクセッティングである、Pianoのサウンドホールの上からオンマイクで収録したもの。

位置的にはこんな感じ。


続いてはPianoのお尻部分!低域を暖かめに収録するときによく使われる位置ですが、S400Bのような芳醇なサウンドをサイズアップさせたい場合などにも使えるかと思いました。

頭の中でメインマイクQTC30にこのお尻部分を足してみてください。

サイズアップしたような迫力ある音に変わっていきます。

位置はこちら。


続いてはPiano奏者の頭上から狙ってみました。

ピアニストが普段演奏中に聴いている音ですね。

位置はこちら。


続いては実験的な位置。

Pianoの低音域を超オンマイクで録音してみました。

しかし、意外や意外!!??こんなに実用的な音になるとは思いませんでした。

位置はこちら。


いかがでしょうか?!

KM184の様々な位置からの収録。

こちらはメインマイクに必要な成分を足していく補助マイクとしての実験でした。

次に、補助ではなくて、ステレオワンポイント録音メインマイクとして使う場合のマイクテスト。

バッハで実験。

サウンドホール上のオンマイクから距離を離して行ってみましょう。

最後がオフマイクでの位置になります。

ちなみに最後のオフマイクと同じ位置のQTC30はこんな感じ。

サウンドホール付近のオンマイクが個人的には好みです。

ちなみにEQと少しリバーブをかけています。


最後にMozartの曲で同じ位置での単純比較をどうぞ!

一曲フルで入っています。

EARTHWORKS QTC30

NUEMANN KM184

KM184の中低域が篭りがちなのが特徴で、不自然な篭りを防ぐためにEQで少し抜いています。
比較のために、QTC30も同じ数値で抜いていますので、QTC30にとっては少し抜きすぎかもしれません。

また、堀 裕貴の自宅スタジオでの収録のため、超デットな環境、なのでリバーブをミックス最大8%かけています。

Mozartでの比較は特にわかりやすく違いが出たかと思います。

上記のような理由からQTC30は抜きすぎのような感覚ではありますが、元々のフラットな音になると、かなり芳醇な香りを匂わせています。

KM184はハンマーの当たり、木の質感など細かいPiano音源の要素となる部分をしっかり捉えているという印象です。

それぞれの良い部分をピックアップしてミックスしていく、または、曲や場所によってマイクを選択し、セッティングを変えていくとベストな収録が完成します。


EARTHWORKS QTC30

NUEMANN KM184

Zoom F4

Piano:YAMAHA S400B

演奏:堀 裕貴

全音源©Pinocoa & 堀裕貴


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Pinocoaクラシック部門代表〜欧州エリアマネージャー:堀 裕貴

Pinocoa総合プロデューサー:服部洸太郎