Pinocoaの録音「大阪室内楽倶楽部」

先日からPinocoaの公式ホームページにて募集していた録音モニターの第一弾ということで、大阪室内楽倶楽部の島ノ内教会でのコンサートの模様を収録してきました。

※現在録音モニターの募集は終了しました。この日は出張録音ということで、多くの録音機材を抱えていましたので、写真はスマホです。

島ノ内教会はこんなところ!

 

文化庁の登録有形文化財とのことです。

戦時中大阪の空襲で焼け野原になりましたが、1950年には現在の形に復興しているとのこと。

中もしっかりと教会!(当たり前か(笑))


リハーサルではオンマイク気味に録音、本番ではお客さんからの景観を第一優先にし二階の作業ブースでマイクをセットし録音しました。

リハーサルでのオンマイクと本番でのオフマイクの比較がとても面白いと思います(後ほど)

この日はKM184をメインマイクに決定。

教会内の残響が予想していたよりも多く、かなり響くため、QTC30だと難しいと感じたことと、業務用空調の音がかなり大きかったため指向性KM184にしました。

二等辺三角形のかなり響く設計。

本番のオフマイク録音では、残響の大きさからかなり深いリバーブをかけたように聴こえますが、当然今回もノーマライズのみのどスッピン!

当ページでのサンプル音源は一切のプラグインを使用していません。

(音源は全てMP3 320kbps)

空調はお客さんを迎えるための大切な設備であり、切るわけにはいきません。

この辺りがコンサート録音の難しいところであり、醍醐味でもあります!


※全音源©大阪室内楽倶楽部 & Pinocoa

チェロの音比較

KM184リハーサルでのオンマイク

リハーサルで音響のチェックをしていきます。

本番でお客さんに良い音を届けるためにメンバーに僕の意見も取り入れてもらいチェロの方に座る位置を変えていただきました。

当日初めましての見ず知らずの僕の意見を積極的に取り入れてくれるというのは、少しでも良いものを創ろうとする素晴らしきハングリー精神の表れです。

するとこのように変化。

KM184リハーサルでのオンマイク上記の音源よりも椅子を数十センチ移動。

ちなみに同じ位置でQTC30の音を聴いてみると。。。↓↓↓

椅子を少し動かしただけでピアノとの倍音の混ざり方が全然違うことが鮮明に分かると思います。


クラリネットの音比較

リハーサルでのKM184オンマイク

ちなみにQTC30の音はこちら。。。↓↓↓

木の質感が光ります。

このように並べて聴き比べると一音一音の単位で音質が変わるのがわかります。

それぞれのマイクロフォンの特徴がうまく表れています。

クラリネットの温もりや芳醇な香りを楽しむならQTC30、木の質感や爽快感を求めるならKM184といったところでしょうか。

KM184の本番二階ブースからオフマイクで録音したものがこちら。。。↓↓↓


ソプラノ歌手の音比較

今回一番難しかったソプラノ歌手の録音。

クラシック系ボーカルの録音は初めてでした。

しかし、難しいからこそ楽しい。

様々なサンプルがあったのですが、個人的に最も好きになった曲でご紹介。

KM184リハーサルでのオンマイク↓↓↓

同じようにQTC30↓↓↓

やはりボーカル系は発音なども含めてKM184が最適でしょうか。ドイツらしさが溢れているように感じました。

こちら↓↓↓はドイツ語での歌詞のあとに日本語が入っているので、発音などの違いがわかりやすいかもしれません。(KM184リハーサルでのオンマイク)

他にもまだサンプルがあるのですが、音源を張りすぎてブログ自体が読み込み重たくなってしまうとみなさんのストレスになるのでこの辺にしておきましょう。

ソプラノ歌手を録音していて、QTC30のポテンシャルがかなり感じられたポイントがこちら〜ほんの少しですが、ボリュームがマックスになったときの高音域での倍音を受け取る能力はかなりのものでした↓↓↓


以上、本番も含めて数々の名演奏の中からほんの少しだけマイクロフォンとPinocoaの録音を知ってもらうために紹介させてもらいました。

大阪室内楽倶楽部のみなさん録音モニターありがとうございました。


リンク

室内楽をこよなく愛し、真髄を追求する:大阪室内楽倶楽部

Pinocoa総合プロデューサー:Kotaro Hattori