【応用編】2本のローソク足を理解する

基礎編ではローソク足の基本形についてみてきました。

基本形だけでもその日マーケットでどんなで取引が行われていたのかをざっくりと把握することができました。

今回は応用編ということでよりトレンド転換をイメージしやすい複数足でのパターンをみていきましょう。

組み合わせのローソク足

かぶせ線

上昇エネルギーの終わり

陽線の次のローソクが陰線で、陽線より高値をつけたあとに前日の陽線のローソク内に終値がある状態。
ダマシとなる場合や、かぶせ線の上抜けなどに注意。

かぶせ線は英語でDark Cloud Coverと表現します。

あて首線(入り首, 差し込み)

A

あて首線(あて線)。
大陰線の次の寄付が下寄りしたが、最終的に前回の安値で引けたパターン。
買いのエネルギーが弱い印象になる。

B

入り首線。
あて首線の変形パターン。
あて首線の陽線がもう少し伸びたパターンで、前回の陰線実態の中心よりも下位置で引けるパターン。
あて首同様の買いエネルギーの弱い印象。

C

差し込み線。
こちらも終値が前回陰線の中心まで到達していないパターン。
買いエネルギーの弱い印象。

切り込み線(切り返し線)

切り込み=Piercing Line

前回陰線の実態の中心より上の位置につける。
相場の下位で現れた場合は買い転換を暗示させます。

たすき線

たすき線

値幅の大小は問われない。
下値を切り上げ、または上値を切り下げる流れの中で現れた場合は調整が終わったことを暗示させる。

包み線

包み(抱き)線=Engulfing Line

前回の線を包み込むパターン。
高値圏で、陰線の包み足は弱気暗示。
安値圏で陽線での包み足は強気暗示。

 

memo

酒田五法の中でも「最後の抱きは天井」としています。

買い転換の暗示ともなる安値圏での包み線は「抱きの一本立ち」と言われています。

はらみ線

はらみ線=Harami

前回の陰線、陽線、それぞれの要素のエネルギーを弱める転換暗示。

 

memo

前回の線が母体で当日がお腹の子という意味からはらみ線と名付けられました。

当日の足が寄引同時線となった場合は「はらみ寄せ線」と表し大きな転換暗示となります。

例えば上位での大陽線のはらみ寄せの場合は天井の暗示。

大陰線でのはらみ寄せは底の暗示となり、トレンドの重要な分岐点として活用されています。

大陽線の後、上に放たれた状態での短小線で終わるパターン。
強い転換の暗示。
放たれた当日線が寄引同時線となった場合「十字星」となり、相場のより強い転換を暗示するものになります。

十字星のパターン

大陰線の後に下に放たれた短い線を「離れ小鳥」や「雨だれ」などと呼ばれており、こちらも相場の転換を暗示するものになります。

出合い線, 行き違い線

左:出合い線

別名逆襲線とも呼ばれ、大きく離れて寄り付いたが最終的に前回の終値付近まで戻す。
陰線と陽線が同じ終値で出合うって引けるパターン。

右:行違い線

別名振り分け線とも呼ばれ、陽線と陰線が同じ始値はとなるパターン。
上昇や下降の途中で現れた場合、買いや売りの好機とする見方もある。

並び赤, 並び黒

左:並び赤 / 右:並び黒

同じような実態での小陽線が2本並んだ状態が並び赤、小陰線が並んだ場合を並び黒と呼びます。

前回の足から放れて現れた陽線を「上放れ並び赤」と呼び、酒田五法の中では買いの急所と言われています。

逆に下位でのもみ合いが続く場合や、上値を切り下げている流れの中で出た陽線のことを「下放れ並び赤」と呼び、売りの場面と考えられます。

並び黒も下落中に下並びで現れた場合、さらに下落が進むことを暗示しています。
上値圏にて現れた場合は手仕舞い売りの目安として認識されています。

Kotaro
Kotaro
フォトグラファー, サウンドデザイナー, 投機家。
ドイツで制作したピアノアルバムをリリース後「金田式電流伝送DC録音」専門スタジオにアシスタントとして弟子入りし裏方へ。
現在は独立しKotaro Studioで「誰かのためにただここに在る」をテーマにアルゼンチンタンゴとアメリカの古典音楽の歴史を研究しながらコンテンツを制作中。
小学3年生の頃、読書感想文の賞金である図書券で2冊の投資関連の本を購入したのをきっかけに投資に興味を持つ。
当サイトでは金融の歴史も含め関連するデータやスキルもアーカイブしていきます。
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