【基礎編】ローソク足を理解する

世界的にも一般的に使用されるローソク足。

世界でも愛される日本発祥のテクニカル分析ツールは非常に多いですが、ローソク足もそんな日本発祥ツールの一つです。

本間 宗久(ほんま そうきゅう)

享保9年(1724) – 享和3年(1803)。
出羽庄内(山形県酒田市)出身の江戸時代の米商人です。
酒田・大坂・江戸で米の商いを行い莫大な富を得ました。
酒田五法とローソク足の考案者。

 

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ちなみにローソク足は英語で「Candlestick Chart」と呼びます。

ローソク足とは

  • 寄付(始値)(マーケットが開いて最初に付く価格) – Open
  • 高値(期間中の最も高い価格) – High
  • 安値(期間中の最も安い価格) – Low
  • 引値(終値)(マーケットが閉まる際最終的に付いた価格) – Close

これら4つのポイントを一本の足で表現し相場の強弱の目安とする表記法のことです。

期間中とは・・・

ローソク一つあたりの期間が一日の場合日足(ひあし)。
一週間の場合週足(しゅうあし)。
一月の場合は月足(つきあし)。
一年の場合は年足(ねんあし)と呼びます。

ローソク足の基本形状

引用:Wikipedia

白い方を陽線。

 

陽線

終値が始値よりも高い場合陽線となりますので、自動的に陽線の場合は始値は下、陰線の場合は始め値が上になります。

 

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陽線は英語で「White Candlestick」または、「Bullish Candlestick」と呼びます。

黒い方を陰線と言います。

 

陰線

終値が始値よりも低い場合陰線となります。

 

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陰線は英語で「Black Candlestick」または、「Bearish Candlestick」と呼びます。

白と黒の実態の上下に出ている線をヒゲと呼びます。

ポイント

上に出ている線を「上ヒゲ(Upper Shadow)」。
下に出ている線を「下ヒゲ(Lower Shadow)」と呼びます。

ヒゲ自体はShadows、Wicks、Tailsなどと呼ばれます。

ローソク足の種類(通称)

ローソク足には一般的な呼び名があり、日本語での呼び方や、英語での呼び方などがあります。

特徴的なものをピックアップしてみます。

陰の丸坊主, 陽の丸坊主

大陰線, 大陽線。

通称「陰の丸坊主」「陽の丸坊主」と呼ばれています。

図のローソク足は日経平均のある日の日足ですが、「陽の丸坊主」です。

反転の場合陰の丸坊主となります。

陰、陽ともに非常に強い方向性を示していると言われています。

 

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陰線の場合は下に、陽線の場合は上に完全に一つの方向に向かって進んでいったことになるので非常に強い方向性が示されています。

大陰線 – Big Black Candle.
大陽線 – Big White Candle.

(陰, 陽)の大引坊主, (陰, 陽)の寄付坊主

陰線, 大陽線。

こちらは陰の寄付坊主。

陰線の場合は寄付、大引ともに下値への暗示が示されていると言われています。

寄付坊主 – Opening Bozu.
大引坊主 – Closing Bozu.

陽の大引坊主。

陽線の場合は寄付、大引ともに上値への暗示が示されていると言われています。

カラカサ(トンカチ)

英語圏ではハンマーとも呼ばれています。

トレンドが大きく変わる合図としているケースも多くヒゲが上に出ていれば売り優勢(逆ハンンマー)、ヒゲが下に出ていれば買い優勢となります。

 

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窓を開けて上方にヒゲが出るパターンのことを「首吊り線」と呼ばれています。

ハンギングマン&シューティングスター

上昇トレンド後に現れるハンマー(カラカサ)を英語圏ではハンギングマンと呼び、上昇トレンド後に現れる逆ハンマーをシューティングスター(Inverted Hammer or Shooting Star)と呼びます。

 

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シューティングスターは大幅な上昇をトライし価格が否定されたことを示していますので上昇トレンドが頭打ちになったと判断するケースがあります。

カラカサ – Paper Umbrella.
トンカチ – Hammer.
首吊り  – Hanging Man.

四値同時

 

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四本値のことをOHLCと表します。

トウバ, トンボ, 十字, 上十字, 下十字, など寄付、高値、安値、引値のすべてが同一値の場合に現れるシリーズです。

 

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トウバは形が塔婆に似ていることかた名付けられました。
トウバを観測すると反落に注意するべきという見方が一般的です。

トウバ – Gravestone Doji.
トンボ- Dragonfly Doji.
首吊り  – Hanging Man.

下の画像は下十字。

下影の長く、寄付、高値、引値の3値同時で下影のあるものであり、方向性ははっきりしない形と言われていますが状況によっては売り勢力の衰えという見方もできます。

ポイント

トンボ上十字は上方向にヒゲが伸びており、上昇トレンドの衰えを暗示するという見方があります。
下の画像はトンボ上十字の例。
トンボ上十字出現後買いの勢力が衰えて売りが続いているのが見えます。

 

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もちろん状況によって見方は変わってきますから一概には言えませんが、これらの上十字, 下十字のサインは相場の転換ポイントを見極める一つの指標として考えることができます。

まとめ

それぞれの形を丸暗記するのももちろんいいですが、原理原則を理解して相場の状況を把握する手助けとして使うと非常に効果的なツールになっていると思います。

ローソクの実態がその日の始まりと終わりの価格ライン。

上下のヒゲが移動したラインになります。

長い上ヒゲは価格が上昇しようとするエネルギーがあったにもかかわらず引値まで叩き落とされたというように実際の取引の様子を想像しながら見ていると相場の様子が垣間見えるような気がします。

ローソク足をより完璧に理解するための参考書籍

Kotaro
Kotaro
フォトグラファー, サウンドデザイナー, 投機家。
ドイツで制作したピアノアルバムをリリース後「金田式電流伝送DC録音」専門スタジオにアシスタントとして弟子入りし裏方へ。
現在は独立しKotaro Studioで「誰かのためにただここに在る」をテーマにアルゼンチンタンゴとアメリカの古典音楽の歴史を研究しながらコンテンツを制作中。
小学3年生の頃、読書感想文の賞金である図書券で2冊の投資関連の本を購入したのをきっかけに投資に興味を持つ。
当サイトでは金融の歴史も含め関連するデータやスキルもアーカイブしていきます。
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