認知症を理解するための推薦書籍5冊

認知症は大きくはタイプ別に分類されており、その症状は千差万別と言えます。

在宅介護にて初期の頃から認知症介護も併用していた筆者が選ぶ、読んでよかった認知症を理解するための本をご紹介。

初期〜中期の段階ではまだ気づかないケースもあります。

ほぼすべての方が通るとも言われています。

  • 最近高齢化した両親と喧嘩が多い。
  • 早いうちから知識をつけておきたい。
  • 自分自身が不安を感じている。

という方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

書籍が必要な意味!?

認知症に関してはとにかく情報が少ないのが盲点になります。
近年ようやくメディアなどで取り上げられたりし、名称こそ一般化してきましたが、どういう病気なのか?ということは広く知られていません。
また、残念なことに免許更新制度のない医師や看護師も認知症のことを全く知らないというケースや「痴呆」と呼ばれていた時代の情報で止まってしまっている方もかなり存在しています。(実体験)
さらに残念なことにGoogleの検索エンジンのアルゴリズムにより、認知症を実際に介護している人の記録や記事などは検索されない仕様となっており、とにかく情報が集めづらいのです。
そのため、書籍での情報収集や理解が最も効率的に知識が得られると確信しています。

ボクはやっと認知症のことがわかった

認知症診断の一つのモデルを確立した長谷川式スケールの開発者で認知症研究の第一人者、長谷川先生の書かれた本です。

日本ではこの方以上に認知症を理解している人はいないといっても過言ではないほど認知症研究で有名な方。

その方が認知症になり、認知症になった患者さん側としての想いなどについて綴られています。

認知症の詳しい症状や対処法などが掲載されているわけではありませんが、認知症のことを知りたいのであればとにかく一回読んでみておいた方がいい本となっています。

マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界

認知症の初期〜中期までの一般的なテレビで紹介されていそうな症状が掲載されています。

ただし、掲載されている症状などはまだまだ初期段階なのと、主にアルツハイマー型に偏っているため実際の介護で参考になることを期待しないようにしましょう。

小中学校のお子様におじいちゃんやおばあちゃんのことを知ってもらいたいときに読ませてあげるといいかもしれませんね。

認知症世界の歩き方

全国の病院の待合室に置いて欲しい一冊。

かなりみやすくわかりやすく解説しているのに加えて実際に不可解と感じる行動や言動がどういったメカニズムで起こっているのかを想像しやすくなります。

想像できるので、AならばBという解決策ではなく本人との繋がりの中で解決策を模索する手助けにもなるかと思います。

ユマニチュード入門

実際に認知症のケアが在宅で始まったときに必ずマスターしたいユマニチュード。

ユマニチュードはフランスで開発された介護の技法。

日本でも「ためしてガッテン」で取り上げられたことで一躍有名になりました。

筆者自身もかなりの効果を実感した技法です。

認知症の方とのコミュニケーションは飛躍的に良くなると思います。

まずは笑顔。

とにかく笑顔で読み進めていきましょう。

認知症ハンドブック 第2版

研究者並みに隅々までしっかりマスターしたい方はこの一冊。

医学的な解説もしっかり掲載されているので、例えば近年開発されたバイオジェンの薬がどういったアプローチで開発されているのか?

バイオジェンは承認までになぜ何度も開発が中断されたのか?など。

また現在フェーズ1、フェーズ2のアッビィやイーライリリーの薬はどういったコンセプトで開発されているのか?

病院では〇〇の薬を勧められたけど、ちょっと違うと思うからセカンドオピニオンを頼もうかな・・・

などなどがわかるようになります。

今日の治療薬2021

認知症関連の本ではありませんが、在宅介護を覚悟するなら是非一家に一冊持っておきたい書籍。

往診のドクターから教えてもらいました。

今どんな薬を飲んでいるのか?

をしっかり把握しておくと安心できますし、「こんな薬もあるのか〜」など一種の雑学書としても機能します。

覚えておくと思わぬ場所で役に立つかもしれません。

 

memo

トイレに持ち込んでパラパラ読みたい一冊(笑)

まとめ

認知症は大きくはタイプ別に分類されており、その症状は千差万別と言えます。

対応方法や対処方法はまさに想像力がなければできません。

本日ご紹介した書籍を軸として介護の中で暫定的な正解を探っていくしかありません。

気長に見守っていきましょう。

Kotaro
Kotaro
フォトグラファー&サウンドデザイナー。
音大を卒業後ピアニストとして活動。
自身のピアノトリオで活動後北欧スウェーデンにてシンガーアーティストLindha Kallerdahlと声帯とピアノによる即興哲学を研究。
その後ドイツへ渡りケルンにてAchim Tangと共に作品制作。
帰国後、金田式電流伝送DC録音の名手:五島昭彦氏のスタジオ「タイムマシンレコード」にアシスタントとして弟子入りし、録音エンジニアとしての活動開始。
独立後、音楽レーベル「芸術工房Pinocoa(現在はKotaro Studioに統合)」を立ち上げ、タンゴやクラシックなどのアコースティック音楽作品を多数プロデュース。
その後、秋山庄太郎氏後継の写真スタジオ「村上アーカイブス」でサウンドデザイナー兼音響担当として映像制作チームに参加。
本格的に写真、映像技術を学ぶ。
現在はKotaro Studioにて民族音楽に関する文化を研究。
Pinocoaでは約7年の在宅介護の経験から、誰かに癒しを届けるためのヒーリングコンテンツを研究。
「誰かのためにただここに在る」をコンセプトに誰かがいつでも訪れ安心感が得られるサイトを模索中。
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