【超おすすめアルゼンチン映画】 【人生スイッチ】


※この記事は2020年3月7日に更新されました。

南米のブラックジョーク映画といえばコレ!

本日はアルゼンチン映画「人生スイッチ」を紹介したいと思います。

基本データ

2014年にアルゼンチンとスペインの合作で制作されました。

脚本と監督はアルゼンチン人のダミアン・ジフロン。

出演者はリカルド・ダリン、オスカル・マルティネス、レオナルド・スバラーリャ、エリカ・リバス、リタ・コルテセ、フリエタ・ジルベルベルグ、ダリオ・グランディネッティなど。

アルゼンチンで収録され、アルゼンチンでは2014年8月21日 に公開されました。

2014年5月のカンヌ国際映画祭では称賛され、スタンディングオベーションが10分間続いたと言われています。

製作国であるアルゼンチンでもかなり話題となり、2014年8月21日の公開開始から24日間で200万人以上の観客を魅了しました。

その後、9月11日から14日の週末には274,042人の観客を集め、9月末時点で、国内の275の映画館で2014年にもっとも観客を集めた映画となりました。

公開終了までに史上最高の観客数を記録したアルゼンチン映画となりました。

なぜこれほどの人気が出たのか?!

それはズバリ!

アルゼンチンあるある!

アルゼンチンや南米でのブラックジョークがテーマとなっており、全部で6つのショートムービーとなっています。

6つのショートムービーすべてが南米のブラックジョーク。

日本でも2015年7月25日に公開されましたが、イマイチパッとしませんでした。

それもそのはず・・・

ブラックジョークが難しい・・・

お国柄のブラックジョークというのはえてして難解で難しく、住んでいないと理解できないものです。

例えるのであれば・・・

「京都へ旅行に行きました」
「友達の家でお茶をすることに・・・」
「さっき摘んできたばかりの新鮮なお茶なんですよ」

とお茶を出され、その後「おかわりいかがですか?」

というようなシーンが満載です。

これ外国人が見てもさっぱり意味不明ですよね。

日本でも京都に近いエリアに住んでいないとわからないことかもしれません。

ちなみに、京都弁では「お茶のお替りいかがですか?」=(翻訳)「そろそろ散会にしときましょうか」となります。

人生スイッチも日本人ではまあ理解に苦しむブラックジョークが満載なので、海外のブラックジョークが好きな人でないと難しいかもしれません。

好みが分かれる作品です。
実際に人生スイッチというだけあって、運命の分かれ道的な演出が多々ありますが、日本のドラマや映画のような、「あの時こうしていれば・・・」や「人生をやり直すタイムマシン系」の話ではないため、そちら方向を期待してみるとがっかりするかも?

しかし!最後のHappy Weddingは絶品!爆笑!

全6作品はこんな感じ

↓↓↓

おかえし
主人公は女性モデルのイザベル。 イザベルは機内で荷物入れを手伝ってくれた隣の男性と話していると、元カレ「パステルナーク」の作曲をけなした音楽評論家だと判明します。 その後、機内の乗客が次々と「パステルナーク」と知り合いだということが判明し・・・
おもてなし
口の悪い男性客クエンカがカフェに入ってくると、ウエイトレスは、父を借金自殺させ母を口説いた高利貸しだと気がつきます。 それを聞いた料理人のコシネラは、殺虫剤を料理に入れようと言い出します。 ウエイトレスは躊躇しますが・・・
パンク
新車を運転する男ディエゴは、田舎道でのろのろと追い越しのじゃまする前の車にパッシングして、追い越すとき、挑発します。 しかし橋の手前で新車のはずがパンクしてしまいます。 追いついてきたオンボロ車のマリオは、バックで車をぶつけ、新車のフロントガラスに攻撃! 割ったり、ワイパー引きちぎったり、ボンネットの上で脱糞や小便までして、車から出てこないディエゴを罵倒して去ろうとします。 ここから二人の大喧嘩が始まるのですが・・・
ヒーローになるために
ビル爆破職人のシモンは、娘の誕生日ケーキを受け取る間に停めた車をレッカー移動させられ、罰金払って苦情を伝えてる間に、誕生会は終わってしまい、それがきっかけで離婚することになってしまいます。 怒ったシモンはさらに抗議をしに行きますが・・・・
愚息
富裕層の息子サンティアゴは飲酒運転中に妊婦をひき逃げして帰り、母子とも死亡させてしまいます。 父マウリシオは使用人ホセに、50万ドルで息子の身代わりになってくれないかと提案。 弁護士も引き込むことに成功します。 やがて検察官がやってきます。 検察官の鋭い観察で、ホセが犯人ではないとバレます。 弁護士が検察官を大金で買収。 しかし弁護士が欲を出して自分の取り分を増やそうと交渉を続けた結果、買収金額は跳ね上がり、マウリシオはキレて買収はなしにして息子を出頭させようとしますが・・・
Happy Wedding
花嫁ロミーナと花婿アリエルの結婚式が盛大に行われます。 しかし、ロミーナはそこで、花婿アリエルが、元カノを招待してることを知り、ロミーナは浮気を疑い悲しくなって式場を抜け出します。 自暴自棄になった花嫁ロミーナはビルの屋上でなんと・・・

の6種類がありますが、後になればなるほど、日本人にも理解しやすい設定となっているように感じます。

特に最後のHappy Wedding は絶品。

アルゼンチンで暮らす日本人のコメントでは、「いる!いるいるこういう人」「よく見かける」といっていました。

つまりあるある。

そして、アルゼンチンには行ったことがない人にとっても、「あぁ、、、こういう人いそう・・・」なるほど。。。と感じます。

筆者は結構爆笑でした。

特に、オープニングの式の入場シーン!

人生最大の幸せの渦の中で最高の笑顔を見せてくれる花嫁の表情の変化と、その後の式の様子などを照らし合わせてみてみてください。

終わりに近づくにつれてオープニングを笑顔との比較を思い出してみると、かなりわらけます。。。

ブラックジョークなので笑っていいのです。

人生スイッチといえば、Happy Wedding !といってもいいかもしれません。

実際6作品中最も長いフィルムになっています。

アルゼンチンの日常やブラックジョークを感じることができます。

アルゼンチン人のちょっとおちゃめな部分や、感情的に生きる部分、ちょっとおまぬけな部分などを垣間見ることができます。

おいおいそんなに怒るなよ・・・という笑いも。

笑いのツボは各国それぞれあると思いますが、「思いっきりやる!やりきる!」というごり押しの笑いが用意されているため、ハマる人はめちゃハマる映画です。

こんなに人気でも赤字・・・

制作費が3300万ドル。

興行収入が3000万ドルと、300万ドルの赤字。

アルゼンチンペソに直すと160万7千ペソの赤字ですから、かなりの大赤字ということになります。

史上最高の観客数を記録したアルゼンチン映画ですら300万ドルの赤字ですから、デフォルト常連国アルゼンチンの経済が心配ですね・・・・

現在Amazonプライムで視聴可能なので、プライム会員の方は是非見てみてください。

ブラックジョークな夜に・・・
Amazonでも千円以下で買えるので、アルゼンチンやチリの南米ワインを飲みながら、南米のブラックジョークを楽しみたい夜にいかがでしょうか?

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