【現代 ピアニスト】タンゴ ピアニスト Juan Pablo Gallardo の挑戦


*この記事は2020年5月21日に更新されました。

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

本日は、アルゼンチンタンゴの現代タンゴピアニストの代表の一人とも言える

Juan Pablo Gallardo に焦点を当てて見たいと思います!

ピアニスト Juan Pablo Gallardo ってどんな人?

アルゼンチンタンゴ界で活躍を見せている、アルゼンチン人のタンゴピアニスト

Juan Pablo Gallardo 【フアン・パブロ・ガシャルド】
(以下 “フアンパブロ” と略す)

彼の魅力と、スタイル
さらには、現在進行中の企画についてご紹介したいと思います。

フアンパブロってどんな人??

1980年5月21日生まれ。

タンゴピアニスト、作曲家、指揮者として活躍しています。

10歳の頃、電子オルガンをはじめ、17歳の時アルゼンチン アベシャネーダポピュラー音楽学校に入学。

和声学と、指揮について学びます。

2002年に、タンゴオーケストラ学校 エミリオ・バルカルセの試験に合格

そのオーケストラで、
フリアン・プラサやビクトル・ラバジェンなどのマエストロ達と共演を果たしました。

→ビクトル・ラバジェンってどんな人?

2005年から演奏家としてのキャリアを積み始め、
タンゴダンサー達と共にタンゴショーを行い、ツアー活動も活発に。

2011年から、指揮者・作曲家としての活動が展開されます。

弦楽器オーケストラElvino Vardaro(エルビーノ・バルダロ)を結成し、2枚のCDを制作。

2012年にピアノ、バンドネオン、コントラバスのトリオ
“Boero – Gallardo – Gómez ” で活動。
“Tres expresiones porteñas” 【ブエノスアイレスの3つの表現】をリリース。

また同トリオで、コロン劇場でのコンサートにも出演。

ここでちょっと一息いかが!? コロン劇場の周りを歩いてみようラマーー!!

2013年には、”バイオリンとバンドネオンと弦楽器オーケストラの為の協奏曲” を発表。

他にも様々な編成の楽団に挑戦し、その度に人気楽団を築いては
人気絶頂のさなか、グループ解散、
またはフアンパブロが去って行くというスタイルを繰り返しているようです。

ですが、2016年に、タンゴ楽団では珍しい大人数の楽団を結成。

力の入れよう、愛情のかけようが違うのか、このオーケストラは現在も継続中。

30人ものメンバーを抱える “フアン・パブロ・ガシャルド、オーケストラ” は2019年にCDアルバム “De culto y popular ” 【崇拝と大衆的】を発表し現在に至る。

CDはこちらから

メンバーに親しまれ、大人数をまとめるカリスマ性

というわけで、現在のフアンパブロの主なプロジェクト・挑戦は、2019年にCDを出した、彼自身のオーケストラです。

実はお志野も参加しております!

メンバー構成は

第一、第二バイオリン
ビオラ
チェロ
バンドネオン4から5人
コントラバス
ピアノ
トランペット
トロンボーン
歌手2名

これだけのメンバーを揃えた約30名の楽団。

ちなみに、フアンパブロはピアニストですが彼が指揮をする際にピアノが空いてしまうのでその際のためにピアニストが必要になります。

メンバーには、ブエノスアイレスフィルハーモニー交響楽団、アルゼンチン国立交響楽団、ブエノスアイレスタンゴオーケストラなどのオーケストラをはじめ、現在タンゴ界、クラシック界で活躍している若手を中心に結成されています。

フアンパブロ個人の呼びかけで、これだけのメンバーが集まる理由は?

  • タンゴへの愛
  • 編成が珍しく、特別なオーケストラである
  • フアンパブロの音楽に共感
  • メンバーをまとめるカリスマ性【冗談交えて、そして厳しく】がある
  • メンバー間で尊敬しあっている

などが挙げられるでしょう。

前の項でも述べたように、彼はすぐにグループを解散させてしまったり去ったりする。

言ってみればはっきりとして、気が強い性格なのです。

【その彼についていくオーケストラメンバー】

カリスマ性と、音楽性、アイディアのオリジナリティがそうさせているのでしょう。

また、このプロジェクトは、「仕事」ではありません。つまり、団員であることで固定の収入はありません。演奏をしても、チケット代からのチャージバック性。それを30人で割るので、ほぼその日の収入はないことになります。演奏を楽しむこと、または友と集まり “乾杯!” に喜びを感じなければ、続けられません。

プロジェクトの挑戦は続く!

2019年に新しいCDを発表したフアンパブロ。

CD発売コンサートも無事にやり遂げ、次は、そのオーケストラを基盤にしつつも他のアーティストとのコラボレーションを考えているそうです。

こちらはすでにコラボをした Melingo 【メリンゴ】というアーティストとの共作

詳しくは発表していませんが、現在はアルゼンチンの外出禁止期間ということもあり、作品を書きためているとのこと。

詩人と共にオリジナル曲の制作も考えているそうです。

これからの作品・活動がますます楽しみなタンゴアーティストの一人です。

また、後進の指導にも励んでおり

Semillero tango orquesta セミジェーロ・タンゴ・オーケストラ
【タンゴオーケストラの種】

というセミナーでタンゴの奏法、
タンゴオーケストラでの各パートの役割などを学ぶ講座を行なっています。

フアン・パブロ・ガシャルド 作品一覧

Related Post