【アルゼンチン スラム街】治安の悪い ビジャ31 訴え虚しく感染拡大

2020年5月18日 News

*この記事は2020年5月17日に更新されました。

[estimated_reading_time]

ビジャ 31 【Villa 31】で感染拡大

少し前に、あるユーチューバーが、
このビジャ31の映像を撮りたくて、カメラを持って侵入したところ、
身ぐるみ全てはがされた。
というニュースを覚えている人もいるのではないでしょうか。

【ビジャ】は、スラム街。

ビジャ31は、首都の主要なバスターミナルと鉄道駅の隣にあり、もっとも活発なレティーロ地区から数メートルの場所に位置するスラム街である。構成調査によると、2009年から2013年の4年間に、この地域の人口は27,000人から40,000人に増加した

ウィキペディアより

どんなに旅慣れていても、まして、アルゼンチン人でも、ここには入らないように言われています。

ここで新型ウイルスの感染が始まったら、大変なことになる・・・

と外出規制が始まった当初言われていましたが、

心配も横目に、すぐに感染者が確認され、

増加し続けています。

そんな中、今日、一人の女性の死が報道され、

その地区の現状がまた明らかにされました。

ラモナの死と訴えていた事

ラモナ(Ramona 女性)は家族と一緒に
ビジャ31のブロック35の家79に住んでいました。

先週金曜日(この記事の2日前)に、
非常に重度な症状で病院に運ばれたというニュースもありました。

治療も虚しく、日曜日5月17日に亡くなりました。

ビジャは、元々衛生面がどのような状況なのか、

詳しく公開されていないですが、しかし、

「そこで広まっったら大変だ。」

という事前予告からも見てわかるように、

感染がすぐに広まる可能性が潜んでいる事がわかります。

  • 小さな空間に共同生活
  • 不衛生
  • さまざなことを衛生的に保つ資金が十分ではない可能性あり

上記の事が予想される中、ラモナは実は他の事を死ぬ前に訴えていたのです。

それは、

3週間以上続く断水

政府をはじめ、皆がしきりに伝えている

「我々は水があるから、基本的な手洗いを忘れずに」

という根本的な事が十分にできない状態だったのです。

彼女は5月3日に一度ビデオ投稿にて訴えていました。

「現在は5月3日。もう8日間も私たちは水がありません。
どうやって手を洗えばいいの?どうやって子供達のご飯を作ればいいの?
外に出るなというが、毎回水を買いに外に出ないと行けない。
政府の皆さん、一度はこのビジャに来て様子を見た事があるのですか?
もしよければ、家に招待しますよ。見に来てください」

ラモナのビデオより

その訴えも虚しく、

断水状態は回復することもなく、

彼女は死を迎えてしまいました。

現在彼女の二人の娘も感染し、入院中との事です。

彼女の死により声を上げる仲間

ビジャ31の断水状況を真っ先に政府に訴え、

その先導者としてテレビでも公に訴えていたラモナ。

彼女の死を目の当たりにし、

その仲間たちは、

「訴えを聞き入れず、政府が彼女を殺した。その責任を全て償うまで、我々は止まらない」

と声をあげています。

→ 原文はこちら

またこのビジャ31付近の外観はこんな感じです。
(動画8分24秒あたりからレティーロ駅へ帰るバスの様子)